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七草がゆ2020を食べる理由・由来は中国から!大根を使った簡単レシピも

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七草がゆ(2020年)は1月7日の朝春の七草を入れたおかゆを食べて、自然界から新しい生命力をいただきます。そして新年の無病息災を願います!

るう
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疲れた胃腸が休まる♪

七草がゆは中国の官吏昇進の行事が由来で、日本では平安時代から宮廷の儀式として「七草がゆ」が食べられていました。

七草がゆを食べる理由は中国の由来から

七草がゆを食べる理由は中国に官吏昇進の行事が起源だと言われています。

中国では1月7日に官吏昇進を決めていたそうで、その日の朝に薬草である若菜を食べて出世を願ったのが起源ということです。

この風習は奈良時代に日本に伝わっていたとされ、お正月に若菜を摘んで食べる「若菜摘み」があったようです。

また、正月15日には米・小豆・粟・稗・黍・ミノ・胡麻の7種の穀類をお粥にして食べると疫気を防げるという慣習もありました。

日本にもこの行事が伝わり、平安時代に宮廷の儀式として七種粥と若菜摘みの風習を結び付けた「七草がゆ」を食べるようになりました。

そして、江戸時代には【五節句】の一つの人日の節句を「七草の節句」と定め、一般に定着しました。

江戸時代の五節句とは?

唐の時代の中国で決められたもの。

1月7日人日(じんじつ)の節句七草の節句
3月3日上巳(じょうし)の節句桃の節句
5月5日端午(たんご)の節句端午/菖蒲の節句
7月7日七夕(たなばた)の節句七夕/笹の節句
9月9日重陽(ちょうよう)の節句菊の節句

とても古く歴史のある伝統行事ですね。

【春の七草】

  1. 芹(せり):独特の強い香りで食欲増進
  2. 繫縷(はこべら):コベラの別称。腹痛に効果
  3. 御形(ごぎょう):母子草の別称。風邪予防
  4. 蘿蔔(すずしろ):ダイコンの別称。消化促進
  5. 菘(すずな):カブの別称。消化に良い
  6. 仏の座(ほとけのざ):タビラコの別称。食物繊維含む
  7. 薺(なずな):ぺんぺん草の別称。解熱作用

これら七草をすべて合わせると、約12種類の薬膳効果があり、ビタミン・ミネラルが7種類も入っています。

大根・山芋を使った簡単レシピも

七草がゆは七草を調理しておかゆを作るだけでなく、全国各地で様々な食べ方をしています。

そして七草についても、時代や地域によって若干異なることが分かりました。

北海道や東北では、気候が七草の栽培に適していないため七草がゆはメジャーではないそうです。

るう
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それは知らなかった!

るう
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山形県や秋田県では納豆汁が食べられている!

七草は、年明けにスーパーなどで【七草セット】として販売されますが、ほんの少しの量なのに、意外と高いな~、と気になりました。

代わりの材料で作ってみたり、野菜を足したいな、と思ったのでどんなもので代用できるか考えました。

さきほど七草の効用をご紹介しましたが、今度は七草の栄養素を確認し、代用できる食材を探します!

【春の七草の栄養素】

  1. 芹(せり):ビタミンA・B2 ・カルシウム・鉄分
  2. 繫縷(はこべら):タンパク質・鉄分
  3. 御形(ごぎょう):タンパク質・ミネラル
  4. 蘿蔔(すずしろ):ビタミンA・C・鉄分
  5. 菘(すずな):ビタミンC・カロテン
  6. 仏の座(ほとけのざ):抗酸化物質
  7. 薺(なずな):タンパク質・ビタミンA・B1・B2 ・カルシウム・鉄

なるほど・・・栄養がたっぷりの七草たち!
これに代わるものはきっとあります。
栄養はあまり変わらず、もっと手軽に買えるこんな食材はいかがでしょう?

【七草に含まれる栄養素】

ビタミンA・B1・B2・C・タンパク質・カルシウム・鉄・ミネラル・カロテン・抗酸化物質

【代用野菜】

(栄養素)(野菜)
ビタミンAにんじん・パセリ・よもぎ・モロヘイヤ
ビタミンB1舞茸・豆苗・ひらたけ
ビタミンB2しめじ・舞茸・モロヘイヤ・ほうれん草
ビタミンCブロッコリー・パセリ・ピーマン・大根
タンパク質やまいも・くわい・にんにく
カルシウムパセリ・大根葉・バジル
カルシウムパセリ・モロヘイヤ・大根葉
パセリ・春菊・青ネギ・小松菜
ミネラルほうれん草・ごぼう・ツルムラサキ
カロテン パセリ・にんじん・モロヘイヤ
 抗酸化物質 ほうれん草・ブロッコリー・トマト

これらの野菜はほんの一部。
どれも冬場のスーパーで手に入りやすいものですね!

おかゆに合いそうな食材をそれぞれ選んでいくと、見劣りしない立派な七草がゆができそうです!

おかゆに合いそうな野菜を選ぶなら・・・

キノコ類・ほうれん草・春菊・大根葉・ネギ・やまいも・だいこん

これで7種類入っています!

るう
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栄養にこだわるなら7種にこだわる必要ない?

次に代用の野菜で作る簡単なおかゆレシピをご紹介します。

【簡単おいしい新七草がゆ】

本来おかゆは、水とお米から作りますが、簡単に短時間で美味しく作っていきましょう!

【材料】2人分

  • ご飯 2杯分
  • 野菜適量(好みのキノコ・ほうれん草・春菊・大根葉・ネギ・やまいも・だいこん)
  • 水 3カップ
  • 塩 小さじ1

手順① 各野菜を細かくカット。

手順② 水を入れ、やまいも、大根、ごはんを火にかける

手順③ やまいも、大根に火が通ったら野菜を入れる

手順④ 最後にを入れてできあがり!

七草がゆは正月明けの朝に食べられると、胃が休められてちょうどいいですが、準備ができない場合は、いつ食べても大丈夫です!


まとめ

七草がゆ2020を食べる理由や由来。そして春の七草以外でつくる7種粥簡単レシピをお伝えしてきました。

例年、お正月で疲れた胃腸を休めるために、と何となく作っていただいていた七草がゆは中国から由来する伝統行事と知り、驚きました。

また、日本全国で七草がゆが食べられていないことも分かりました。各地域の伝統や特産により、各地域独自の食材・調理法で、お粥ではなくあえ物・汁物として食べられているそうです。

北海道や東北地方の場合は、気候が七草の栽培に適していない、という理由で七草がゆでなく、納豆汁が食されているのそうです。

年末から食べすぎだった体には、胃腸を安めて、栄養たっぷりのやさしいお粥をいただいて、新しい年の無病息災を願いましょう♪