ハリウッド映画の代表的俳優であるカーク・ダグラス(Kirk Douglas)さんが2020年2月5日に103歳で亡くなりました。
ダグラスさんは1996年(79歳)で脳卒中になりましたが、それ以降も映画やテレビに出演されていました。
出演作品は100以上にもなりますが、代表的なものは1957年公開の西部劇映画「OK牧場の決斗」、1960年公開の主演&総指揮の映画「スパルタカス」などです。
ダグラスさんの出演作品などの経歴・特徴的であった割れた顎の魅力や日本で出演したコーヒーのCM動画も合わせてご覧ください。
カーク・ダグラスのプロフィール
- 生年月日:1916年12月9日
- 没年月日:2020年2月5日(103歳没)
- 出身:アメリカ合衆国NY州アムステルダム
- 身長175cm
- 活動時期:1942年~
ダグラスさんの最初の妻はダイアナダグラスさん(1951年死去)、2番目の妻アン・バイデンズさんは2歳年下で同じく長寿です。
長男は俳優として有名なマイケル・ダグラスさん。次男ジョエル・ダグラスさん、三男ピーター・ダグラスさん、四男エリック・ダグラスさんがいます。
近年では、世界最高齢のブロガーと言われ、MySpaceを89歳で始め、映画・人生・日常生活や政治・宗教など様々な発信をして読者との交流をしていました。
カーク・ダグラスの経歴
舞台役者としてキャリアをスタートさせ、1946年『占いの血』で映画デビューを果たします。出演作品は100以上になります。
【主な出演作品】
- 『チャンピオン』(1949年)
- 『海底二万哩』(1954年)
- 『炎の人ゴッホ』(1956年)
- 『突撃』(1957年)
- 『スパルタカス』(1960年)
【主な受賞歴】
- アメリカ国家芸術賞(2001年)
- アカデミー名誉賞(1996年)
- レジオンドヌール勲章(1985年)
- 大統領自由勲章(1981年)
- ゴールデングローブ賞 主演男優賞(『炎の人ゴッホ』)(1956年)
『海底二万哩』では軽妙な演技を見せ、テレビ番組『ジャック・ベニーショー』ではミュージカルパフォーマンスを披露するなど、多彩な面を見せてきました。
主演を務めた『突撃』ではスタンリー・キューブリックを監督に起用しましたが、ダグラスさんの許可なく脚本の大部分を書き直したため対立したことも。ダグラスさんの主張通りに当初の脚本を使用した、ということもありました。
『スパルタカス』でも同じくキューブリック監督と対立。「わたしがスパルタカスだ!」というシーンで衝突したそうです。
ちなみに、自身の一番好きな出演映画は『脱獄』だそうです。
カーク・ダグラスの尖った顎
カーク・ダグラスさんの特徴といえば、尖った顎。顔立ちも、これまでのハリウッドスターと違い、野性的で独特だと言われていました。
ダグラスさんの顎は割れていて、かつては【割れ顎】が男の象徴であったことも。
英語では、cleft chin(割れた顎) やchin dimple(顎えくぼ)などと表現されます。
海外のイケメン俳優では、『グリム』のデヴィッド・ジュントーリ、『デアデビル』のベン・アフレック、『ロード・オブ・ザ・リング』のヴィゴ・モーテンセンがいわゆる【割れ顎】です。
時代が変わった現在の日本では、割れた顎が【ケツあご】と呼ばれ、「漫才コンビ・アンタッチャブル山崎」のようにあまり評価されていないようです。
カーク・ダグラスのコーヒーCM
1975年から1980年まで、味の素ゼネラルフーヅのコーヒー「マキシム」のCMキャラクターに起用されていました。
日本では他に、1960年代に夫人と来日した際に、『週刊平凡』に掲載されたり、1966年、FNS系列の番組『スター千一夜』に水野晴郎とのインタビューで出演したことがあります。
まとめ
ハリウッド映画の代表的俳優であるカーク・ダグラス(Kirk Douglas)さんが2020年2月5日に103歳で亡くなりました。
ダグラスさんは1996年(79歳)で脳卒中になりましたが、それ以降も映画やテレビに出演されていました。
出演作品は100以上にもなりますが、代表的なものは1957年公開の西部劇映画「OK牧場の決斗」、1960年公開の主演&総指揮の映画「スパルタカス」など世界映画史に残る功績があります。
ダグラスさんの経歴や受賞歴、特徴的であった割れた顎の魅力や日本での出演CMをご紹介してきました。
改めてご冥福をお祈りいたします。